就職四季報の平均年収はあてになるのか?【結論:あてになります】

rukawa

BtoBのメーカーに勤めています。就活では企業研究に100時間ほどかけたので、その経験をもとに隠れ優良企業や就活に役立つ情報を紹介しています。 YouTubeで動画投稿もしているので、よかったら見てみてくださいね。

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就職四季報を使っていると、

就職四季報の年収が正しいか分からない

総のマークがついている企業の平均年収は正しいのか?

と思うかもしれません。



そこで、この記事では、

「就職四季報の平均年収はあてになる」ということや

「総のマークがついている企業の年収の見方」

「就職四季報 優良・中堅企業版の平均年収は実際はもっと高い可能性がある」

ということを紹介します。




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就職四季報の平均年収は大体正しい


就職四季報に書かれている平均年収はほぼ正しいといえます。
理由は、東洋経済新報社が企業に取材をして製作しており、信頼性が高いからです。

実際に、OpenWorkという企業の口コミサイトで平均年収を調べてみると、就職四季報に書かれている金額と同じであることが多いです。

もちろん100%正しいとは言い切れませんが、参考にする分には問題ないと思います。




「総」のマークの意味は?


「総」のマークは、総合職の社員の平均年収を表しています。


総合職とは、営業や人事の仕事のことを言い、将来の幹部候補でもあります。
そのため、いろいろな経験をさせるという意味で、転勤もよくあります。


また、総合職のほかに一般職というものもあり、主に事務などの補助業務を担当します。
そのため、転勤はなく残業も比較的少ないですが、その分年収も低くなります。

総合職・・・平均年収が高め

一般職・・・平均年収が低め


おそらく、就活生の多くが総合職を目指すと思います。
そのため、就職四季報で「総」のマークがついている年収を見るときは、シンプルに「将来自分がもらえるであろう年収なんだな」と考えてしまって大丈夫です。




「ひし形」のマークの意味は?


ひし形のマークは、総合職だけでなく一般職や工場の従業員などのすべての社員の年収を平均した金額という意味です。


つまり、総合職と比べて年収が低くなりがちな「一般職や工場の従業員の年収」も含めて平均額を算出しているので、実際の年収と比べて低く書かれています。


ちなみに、印がついていない平均年収に関しても、ひし形のマークと同じく一般職などの全従業員の年収を平均している金額だと考えてしまって大丈夫です。
実際の年収はもっと高いはずです。




なぜ「総」や「ひし形」のマークは使い分けられているのか?


結論から言うと、
企業が公開している年収が「総合職だけの平均年収」や「全従業員の平均年収」というように、企業ごとに違いがあるからです。
この場合、前者は年収が高くなり、後者は年収が低くなります。


では、なぜ企業ごとに「総合職だけの年収」や「全従業員の年収」などの違いがあるのか?


その理由は一言でいうと、

「企業が自社の平均年収を低く見せたい」
と思っているからです。


どういうことか説明しますね。


たとえば、就職四季報を見るとトヨタの年収にはひし形のマークがついています。つまり、総合職以外に一般職や工場の従業員などのすべての人の年収を平均した金額ということです。


ですが、そうなると総合職だけの平均年収よりも低くなってしまいます。

なぜトヨタは平均年収を低く表示しているのか?


その理由は、株主に文句を言われないようにするためです。


もしトヨタの平均年収が高かったら、株主から、

「社員の年収が高すぎる。金額をもっと下げて自分たちの配当を増やせ」

と言われる可能性があります。


そこでトヨタは、総合職だけでなく全従業員の平均年収を「トヨタの年収」としておくことで「配当を増やせ」と文句を言われないようにしているのです。
だから、就職四季報に載っているトヨタの平均年収にはひし形のマークがついています。


実際のトヨタの平均年収は1200万円近くあるようです。




「就職四季報 優良・中堅企業版」の平均年収の真実


実は筆者が就活を終えたあとに気付いたのですが「就職四季報 優良・中堅企業版」に掲載されている企業の平均年収は、実際はもっと高いようです。


例えば、四季報に掲載されているA社という会社の平均年収が650万円(40歳)だとします。
単純に考えると40歳のときに平均年収が650万円ということになりますが、社員の実際の年収は、700万円~900万円の可能性があるようです。


なぜそう言えるかというと、先ほども書いたように「企業が自社の平均年収を低く見せたい」と思っているからです。


つまり、総合職だけの年収ではなく工場などの全従業員の年収も合わせているために、実際の総合職の年収よりも低い金額が掲載されています。


基本的に、企業の有価証券報告書に書かれている平均年収は総合職だけの数字ではなく全従業員の平均の数字なので、就職四季報に書かれている年収が総合職の実際の年収よりも低くなっているのだと思います。


四季報の製作者も、各企業に総合職だけの平均年収をいちいち確かめることはできないので、有価証券報告書から抜粋して四季報に載せているのだと思います。
そのため、平均年収に差ができてしまっているのかもしれません。


実際にOpenWorkを使って社員の平均年収を調べてみると、40歳の時点でかなり高い給料をもらっている方がいます。
そのため、就職四季報の年収と実際の年収には差があるようです。


就職四季報 優良・中堅企業版を読んでいると「平均年収が低いな」と思うことがあるかもしれません。
もちろん、全社がそうだとは言い切れませんが、四季報に書いてある年収よりも実際はもっと高いということが多々あると思います。


ですので、OpenWorkで企業の平均年収を詳しく調べてみるのがよいと思います。
そうすることで新たな発見ができ、選択肢がかなり広がるはずです。


就職四季報の詳しい使い方はこちらの記事で紹介しています。

企業の情報を効率的に調べる方法がこちら【結論:OpenWork・就職四季報を使う】

続きを見る






まとめ


今回は、総のマークがついている企業の平均年収の見方それぞれのマークの使い分けの理由を紹介しました。


就職四季報を読むときは、

総マークがついている平均年収
実際の年収

ひし形のマークがついている平均年収
実際の年収はもっと高い

無印の平均年収
実際の年収はもっと高い


と思って見ていくとよいでしょう。


また、「就職四季報 優良・中堅企業版」に掲載されている平均年収は、実際の数字よりも低く出ている可能性があるので、OpenWorkを使って詳しく調べてみるのがおすすめです。








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BtoBのメーカーに勤めています。就活では企業研究に100時間ほどかけたので、その経験をもとに隠れ優良企業や就活に役立つ情報を紹介しています。 YouTubeで動画投稿もしているので、よかったら見てみてくださいね。