本記事の流れ
「就活に自信がないから飲食業界に行ってもいいかな」
「接客は嫌いじゃないから飲食業界に就職しようかな」
と考えている就活生がいるかもしれません。
そこで、この記事では、
「飲食業界に行かない方がよい理由」や
「代わりに隠れ優良企業を狙うべき理由と調べ方」
を紹介します。
飲食・小売業界に行かない方がよい理由
その理由は、
2. スキルが身につかないから
3. 不況に弱いから
です。
1つずつ説明していきますね。
1. 仕事がきついから
一般的に、飲食業界の残業は月50時間近くあります。
ここまで忙しい理由は人手が足りないからです。飲食店でアルバイトをするとわかりますが、従業員が足りていないことがほとんどです。
⇩
1人当たりの業務量が増える
⇩
仕事がきつくて辞める
⇩
人手不足になる
という負のループが起きています。
筆者も飲食店でアルバイトをしていましたが、社員の方たちはほとんど休めていませんでした。どう考えてもブラックな環境でした。
そしてもう一つ、飲食店で大変なのがクレーム対応です。
どんなに忙しくても、お客さんから「注文品が届かない」「食べ物が温かくない」などと言われます。
受け流せばよいのですが、クレームが来ると、「またか…」となってしまいます。
これを続けていると、精神がすり減りますよね。
こんな感じで、「飲食業界への就職はやめておこう」と思うようになりました。
2. スキルが身につかないから
飲食店の接客業は、正社員もアルバイトも同じような仕事をします。
しかも単純作業であるため、スキルが身につきません。
言い方は悪いですが、レジ打ちやテーブルの片づけは、特に考えなくてもできることですよね?
つまり、飲食店で働くということは、自分の時間を払う対価として、お金しか手に入れられないということです。
逆に、頭を使うような仕事だと、スキルや経験を身に付けることができます。
こんな感じで、単純作業だといずれはロボットが人の代わりにやるようになります。
つまり、働くチャンスもなくなっていくという危険性があるんですね。
そうなると、いざ転職をしようとしてもまた同じような飲食業界にしか転職できなくなります。
3. 不況に弱いから
コロナウイルスで打撃を受けたのが飲食業界でした。不況と自粛で、外食の割合が減ったのが原因です。
飲食業界は不況の影響をもろに受けるので、そこも注意するべきだと思います。
ですが、飲食店の中にはデリバリーやお持ち帰りができるお店もあります。
今後どんどん普及していくので、飲食店を志望している就活生はこの点も気にしておくとよいと思います。
以上の理由から、なるべくなら飲食業界は避けた方がよいと思います。
もし飲食や小売業界にこだわりがないなら、別の業界に就職するべきです。
ただし、
「就活に自信がないせいで、飲食や小売業界にしか行けないかも」
と考えている学生もいると思います。
ですが、そんな学生も優良企業の内定を狙うことができます。
次の章では、隠れ優良企業を狙うべき理由を紹介します。
隠れ優良企業を狙うべき理由
まず、隠れ優良企業とは、
学生からの認知度が低いものの、事業の安定性や給与、ワークライフバランスなどが優良な企業
のことをいいます。
特に、BtoBメーカー(企業と企業同士で取引を行う会社)に多いです。
そして、なぜ隠れ優良企業を狙うべきかというと、倍率が低く内定をもらいやすいからです。
しかも上に書いたように、給与やワークライフバランスも充実しています。
一方で、ミーハーな学生は「食品業界」や「総合商社」などを狙いがちですが、そういう業界は競争率がものすごく高いです。
「倍率数百倍」という会社が普通にあります。
そのため、これらの業界に対して強いこだわりがないなら、隠れ優良企業を狙うべきだと思います。
隠れ優良企業の探し方
まずは、世の中にどんな企業があるのかを知る必要があります。
そこでおすすめなのが「就職四季報」を使った調べ方です。
就職四季報とは、企業に関する情報が書かれている本のことです。この中から気になる企業を探していき、優良企業かどうかを確かめていきます。
ちなみに、隠れ優良企業150社をまとめた記事もあるので、その中から気になる企業を探してみてくださいね。
まとめ
今回は、飲食業界への就職はやめておいた方がよい理由と隠れ優良企業を狙うべき理由・調べ方を紹介しました。
筆者のおすすめは、隠れ優良企業を狙って就活をしていくことです。
この記事を参考に、優良企業を探してみてくださいね。