本記事の流れ
就活をしてると、
「新卒一括採用は古臭いから嫌だ」
「新卒一括採用で内定がもらえないとフリーターになってしまうの?」
と思うことがあるかもしれません。
そこで、この記事では、
「新卒一括採用が優れている3つの理由」や
「外国は超即戦力主義」
ということについて紹介します。
新卒一括採用が優れている3つの理由
1. 社会人経験がない大学生が雇ってもらえる
新卒一括採用の一番のメリットは、社会人経験がない大学生が雇ってもらえることだと思います。
実際、日本の大半の大学生は会社で即戦力として働くことができません。
ですが、これまでの経験をアピールし就活をすることで、企業に入社することができます。
普通に考えたら、外国のように即戦力として採用をした方がメリットが大きいですが、日本の企業は非即戦力の学生を雇っています。
その代わりに、入社後に研修やOJTを通して、新入社員を長い年月をかけて育てていきます。
さらに言うと、働いた初月から月20万円ほどの給料をもらうことができます。
4年生の3月と社会人の4月でたった1ヶ月しか変わらないのに、収入の差がすごいです。
筆者も、「新卒一括採用は古臭い」と思っていましたが、スキルを持たない学生を雇ってくれる仕組みだと考えると、なかなか優れた制度だと思うようになりました。
2. 仕組みに沿って活動できる
一般的に、3年生の夏からインターンシップが始まり、3年生の3月から就活が解禁するという流れがあります。
大学生はこの流れに沿って就活をしていくことになります。
「周りがやっているから自分もやる」ということもありがちかもしれませんが、すでにある仕組みに沿って活動できるのは恵まれていると思います。
たとえばですが、外国では新卒一括採用がないので学生は自分でインターンシップに参加し、数年後には他の経験者と競争して就職活動をしなければなりません。
ほぼすべてのことを自分で考えてやっていかなければいけないので、日本の大学生と比べて大変だと思います。
3. 万が一就活に失敗しても来年再挑戦できる
簡単ではないですが、もし就活に失敗したら来年もう一度挑戦することができます。
新卒一括採用が優れていると思うところは、就職留年しても採用の受け皿があるところです。
また、4年生の4月ごろに一気に採用活動が行われることがあらかじめ決まっているので、その時期までに準備をすることができます。
「好きなときに就活をしていいよ」といわれるよりも、決まった時期にやる方がモチベーションも維持しやすいはずです。
特に、就職留年のメリットは他の就活生よりも経験があるので、動き方やコツがわかるところでだと思います。
外国は超即戦力主義
外国では新卒一括採用のような仕組みがないため、学生たちは中途採用のような形で就職します。
つまり、自分たちよりも年齢が上の経験者の人たちとも戦わなければなりません。
実際に、学生は大学を卒業後、自分が勉強してきた分野に関する企業でインターンシップをし仕事を覚えます。
その後、数年働いてから自分が働きたいと思う企業に就職します。
その際に「転職」のような形で就職活動をし、自分のスキルや経験をアピールすることで、入社を手にすることができます。
つまり、外国の採用方法と日本の新卒一括採用とで大きく違う点は、外国が経験者を採用するのに対して、日本では未経験者を採用するというところです。
そして、外国は日本よりも学歴主義があるので、どの大学に行ったかで就職先も限られてしまいます。
たとえば、韓国の学生は約90%が大学に行っているので、学歴社会がものすごいです。
そのため、若者の自殺者が日本並みに多く社会問題になっています。
新卒一括採用が嫌だと思っている学生へ
新卒一括採用のメリットを話してきましたが、新卒一括採用が嫌だと思っている学生は、そのよさを少しは感じることができたのではないでしょうか?
もちろんデメリットもありますが、社会に出る手段としては、新卒一括採用が主流であり、将来の安定性も高くなる制度だと思います。
ですので「就活はある意味ゲームだ」と考えて、「このおいしい制度を使って優良企業に入社してやる!」と思いながら就活をしてみてはどうでしょうか?
まとめ
今回は、新卒一括採用が優れている3つの理由や、外国は超即戦力主義ということについて紹介しました。
新卒一括採用はなかなかよい制度だと思うので、ぜひ有効活用して行きたい企業の内定を狙ってみてくださいね。